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九櫻刺子プロジェクト
- 九櫻は柔道衣メーカーとして知られています。
しかし創業以来、織物業を愚直に貫いてきたことはあまり知られていません。
創業107年 強靭な柔道衣を作り続けてきた九櫻だからこそできる、SDGs への取り組みの一つとして今回のプロジェクトを立ち上げました。 -
自社で織る柔道衣生地
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- 柔道衣は二重刺子(平織りの二枚の生地を太い縦糸で規則正しく刺して織る)を使用しており、
100キロを超える選手を投げても破れない強靭な生地が特徴です。 -
- 九櫻の織機では年間約2万着分の柔道衣生地を織り上げています。数千本の糸を巻いた大きなビームを頻繁に交換しながら、多くの生地を生産しています。織布の過程で繰り返し起こるトラブルにも職人たちは丁寧に対応し、日本を代表する武道の基盤となる柔道衣づくりに誇りを持って取り組んでいます。
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帯も九櫻製ってご存知ですか?
- 柔道衣の生地織りから縫製まで自社で一貫生産している九櫻では、帯も自社で縫製していることをご存知でしょうか?
4.5㎝の幅の帯生地を縦に10本から13本ものミシンを走らせる。
帯の長さは短くても2m以上。数ミリ間隔で端から内側に向かってナルト状に縫い進めていく、縫い跡が重なったり斜めになってしまったら不良品となる、職人技といえる縫製技術です。
もちろん中には芯が入っているため、完成した帯は硬くて最初は結びづらいほどの仕上がりとなります。 -
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【帯をそのまま持ち手に使ってトートバッグに!】
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強さと持続可能性を両立したバッグの完成
- 今回のプロジェクトではSDGs への取り組みとして、柔道衣生地と柔道帯を使った商品を企画しました。
もちろん本体の生地は九櫻の柔道衣の生地!
持ち手として、販売基準を満たさず柔道帯としては使えない帯を使用。
SDGs (持続可能な社会の実現に向けて)廃棄される柔道帯を有効活用することができ、生地織から縫製まで、担当している職人たちの技術をも捨てることなく新しいライフスタイルアイテムとして生まれ変われことができました。 -
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帯を二つ折りにして縫製すること
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- 厚みがあり硬くて丈夫な帯を二つ折りにして持ちやすいように加工。
普通に考えたら硬すぎて無理!
でも、九櫻の剣道防具の縫製を担当している部署ならお手の物。
今回は防具用の大ミシンを使用して縫製しました。
柔道帯も自社で製造している、九櫻ならではの活用術なのかもしれません。 -
- ● 木槌で硬い帯を叩きます。
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- ● 「大ミシン」で針が折れないようにゆっくり縫製
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帯にはネーム刺繍や白いラインが入ったものもあり
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- ● 氏名や団体名の刺繍が入った帯。
● 白いラインは過去に女子用として多く製造していました。 -
- ● 少し刺繍の痕跡が残るバッグも愛らしい。
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武道の生地が、親子の暮らしに寄り添うバッグに
- アップサイクルで育てる、子どもの“ものを大切にする心”
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- 使えなくなったから捨てる。
使わなくなって部屋の片隅に置かれたままの物に光をあててあげたい。
製造メーカーである私たちだからこそ、職人たちの技術と心を込めたアップサイクル。
そんな活用方法を実現していきたいと考えています。
「子どもたちの心に響く商品づくり。」
「ものを大切にする心。」
子どもたちに伝えていきたい。 -
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このプロジェクトの商品
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黒帯 SDGsトートバッグ(大人用)
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- ● 柔道着の黒帯の端材 × 柔道衣生地 綿100
● シンプルながら力強い。自立するほど厚く、丈夫な構造。
● サイズ:35X40X13cm
● カラー:黒
【柔道の精神を日常に取り入れられる、唯一無二のトートバッグ。】 - ※ SDGs商品のため、生地や帯もできるだけロスの出ないように裁断しています。
仕上がりは掲載画像と違う場合がありますのでご了承ください。
例)帯の刺繍の一部が残っている場合がある。
黒帯に白ライン入りの場合がある。
生地の加工跡が残っている場合がある。 -
九櫻刺子レッスンバッグ(子ども用)
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- ● 九櫻が自社で織り上げた一重刺子生地を使用 綿70/ポリエステル30
● 通園・通学にぴったりの耐久性と軽さ
● サイズ:33 × 43 cm
● 持ち手:帆布生地(長さ42 cm)
「軽くて丈夫、ランドセルにもぴったり。」 -
- 【他の子とかぶらない豊富なカラーバリエーション】
○ 青×生成のバイカラー
○ カラフル(青、紫、緑、オレンジ)
○ オレンジ
○ ラクダ(茶色)
○ 赤×オレンジのバイカラー
※端材の生地を使用しているため、数に限りがあります。
生地の裁断により、画像と同じカラー配色にはなりませんのでご了承ください。 -
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【手振り刺繍】希少な技術で唯一無二のバッグに
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- 刺繍ミシンといえば、コンピューターミシンを想像される方が多いと思います。
コンピューターミシンが普及するまでは、「手振り」と呼ばれる、ミシン針一本で職人の腕のみで文字を刺繍する。「手振りミシン」が定番でした。
最近では、手振り刺繍ミシンを扱える職人は減少傾向。
希少な技術が失われつつあります。
職人が守り続ける「手振り刺繍」という伝統技術を活かすため、
今回特別にポケットに刺繍するプランをご用意しました。
ポケット部分にお好きなネームを手振りのアルファベットで刺繍させていただきます。 -
- ● このミシン1つで文字を刺繍する技術
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- ● ポケット部分に刺繍させていただきます。
● アルファベット筆記体のみ
職人の腕のみで刺繍いたします。文字バランス等はご指定いただけません。ご了承ください。
※セット商品は刺繍無しです。ご注意ください。 -
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株式会社 九櫻
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武道の精神を日常に
- 高品質の製品を安定して提供するのはもちろんのこと、
各工程で独自に培ってきた技術を駆使し、先駆けて世界のスタンダードを作ってきました。日本で誕生した武道に携わるメーカーとして、機能・品質においては世界一を目指しております。また新しく立ち上げたブランド「kusakura sashiko」と共に、次の200年を目指して前進していきます。 -































