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高齢者の方が豊かに過ごせるように
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大阪城南女子短期大学 現代生活学科 福祉デザインコース(2025年4月から大阪総合保育大学 短期大学部に名称変更いたします。)について
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- こんにちは!
私たちは大阪城南女子短期大学 現代生活学科 福祉デザインコースの学生です。
私たちは、高齢者の方が豊かに生活するためのプログラムを日々考案しています。
例えば、過去の趣味・興味に着目し、それらを再び楽しめるようになることで、高齢者の皆様が運動や美容等の喜びを再発見し、生きがいを感じていただけることをテーマに掲げた取り組み等、日々邁進しています!
今回のプログラムでは、高齢者の方がいくつになっても美味しく食べていただける介護食の開発に取り組んでいます。
是非、ご支援のほど、よろしくお願いいたします! -
高齢者の方が抱える食事の問題
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- 私たちは、年齢を重ねて歯が無くなるとご飯が食べにくくなる事は分かっていたのですが、飲み込む事までが難しくなるとは思っていませんでした。
私たちが高齢者になった時の事を考えると、今市販されている介護食は、見た目がドロドロで同じ味が多く、美味しくなさそうなものがほとんどで、食事そのものが楽しく感じないだろうと思います。食べる喜びを失う事は生きる喜びを失う事にもなります。
今、株式会社ナコムと美味しく食べることができ、食事も楽しくなるような介護食を考えています。
実際に私たちが考えた介護食を高齢者の方に食べてもらいたいと考えています。 -
「人生100年時代」を迎えるにあたって
- 「人生100年時代」という言葉がある様に、今は100歳以上の高齢者も珍しくない世の中になっています。
そして、老後の問題は今の高齢者の方達だけではなく、今を生きる私達も含め、全ての方にとって切っては切れない問題です。
高齢者の方が100歳になっても、楽しく豊かな生活を送れるよう、介護食を含め色々な観点から福祉を考えていきたいと思います。 -
「100歳まで食べる喜びをいつまでも」プロジェクト
- 私たちはこの問題への取り組みとして株式会社ナコムとの産学連携プロジェクト「100歳まで食べる喜びをいつまでも」を立ち上げ、進めています。
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株式会社ナコムの介護食「最幸のやわらぎ」
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- ①見た目にこだわる、美味しさにこだわる
どんな料理か見て認識できる。当たり前のことですが、介護食はそうではありません。
そこを私たちは追求し、見て認識いただけるよう再現しました。
素材やソースの香りで食欲を誘い、うま味いっぱいの美味しさを詰め込みました。
②すぐに使える!とろみソース入り
ムース状層とソース層の2段階構造になっています。
一緒に加熱し、温まるので、とろみソースを別で作る必要がありません。
③手元調節が可能
ペーストのみでも、舌でつぶせるかたさなので、そのままでも召し上がっていただけます。
とろみソースと混ぜることで、より滑らかになります。
体調によって、状況によって臨機応変に手元で、その人により適切な食形態での提供が可能です。
現在も日々開発は進めており、メインディッシュの添え物や、ハンバーグなどジャンルは様々です。より多くの人が使用しやすく、見た目にこだわり、美味しさにこだわるというコンセプトを全ての商品に妥協をせず求め開発を行っています。 -
株式会社ナコムの技術を活用した新たな介護食
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- 私たちは、この株式会社ナコムの技術を活用しながら、さらに高齢者の方が楽しめる新たなメニューを考案しています。
具体的には、「これからの高齢者の方が望む食べ物は何か?」また、「現在食べたくても食べられないものは何か?」といった課題に対して、関係施設でのインタビューやフィールドリサーチを通じて、懐かしの味や思い出の食べ物の再現や、健康を考慮した上で楽しめる食事等、これまでに無い新しい食事の形を提案することを目指しています。 -
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私たちの取り組みに関して
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11月25日、「100歳までも元気で!」実施いたしました!
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- 11月25日(月)、「社会福祉法人日本ヘレンケラー財団 特別養護老人ホームミネルヴァあべの」のご協力のもと、介護イベント「100歳までも元気で!」を実施いたしました!その時の様子をお伝えしたいと思います!
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アフタヌーンティー
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- 株式会社ナコムと私たちがフロアスタッフとなり、利用者様をおもてなししました!
ビュッフェ形式で、ケーキの種類も数多く用意していただいたので好きなものを選んでいただくことが出来ました。
ケーキを楽しそうに選ばれている所や笑顔が印象的でした。
参加された方や職員の方に感想もお聞きしました。
「もっと食べたかった。」「ケーキがやわらかく、どれもこれも美味しかった。」
(やわらぎステーキを食べて)「あっさりしてて、美味しかった。」
「普段、お肉をさけて食べる方も美味しそうに食べている」(職員の方)
といったお声をいただきました。
また、好きな食べ物もお聞きしました。
◆おすし(トロのにぎり・巻き寿司)
◆ステーキ
だそうです。介護食を作るときの参考にしたいと思います。 -
棒サッカーレクリエーション
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- 株式会社高永化学の「棒サッカーセット」で一緒に楽しくレクリエーションしました!
私たちが作ったオリジナルルールで、初めて棒サッカーをしてもらいましたので、楽しんでいただけるか心配していましたが、ものすごく楽しそうに盛り上がったので嬉しかったです。
改善点も見えてきたので、もっと楽しんでもらえるレクリエーションも考えたいです。 -
介護美容体験
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- 大阪の介護美容サービス「しずくいろ」のご提供でネイル・ハンドトリートメント等の介護美容も体験していただきました!
普段指を動かしにくい方が、マッサージを受けることで指が動かせるようになり、とても喜んでおられました。
私たちも、綺麗になるために化粧やネイルをしますが、年を取っても、美しくありたいという気持ちは変わらないと思うので、喜んでいただけて良かったです。 -
大阪・関西万博への取り組み
- 私たちは2025年の大阪・関西万博の未来社会ショーケース「フューチャーライフ万博」
フューチャーライフエクスペリエンスに期間出展する株式会社ナコムの産学連携パートナーとして参加します。食べる喜びをいつまでも感じていただける未来の介護食を目指して、
企画・開発・展示・運営に積極的に関わります。
介護業界の方はもちろん、介護食をご存じない方にも私たちの取り組み・想いを広めていきたいと考えています。 -
今回予定している返礼品
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- 今回のクラウドファンディングでは以下の返礼品を用意いたしました。
・「最幸のやわらぎ」セット+アレンジレシピブック
・ナコムセット(ビーフドリア)
・トロッピーカレー+コーヒー(3種類)セット
ご支援いただくと共に、皆様の介護の一助になれればと考えています。
なお、この支援金は「100歳まで食べる喜びをいつまでも」で開発する介護食の開発資金、ならびに今後出展を予定している介護イベントでのPR活動等に充当したいと考えております。
これからの介護のために、多くの方のご支援をいただければ幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。 -
若い人の力でこれからの福祉を盛り上げてほしい
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- 当学科では、これまで介護福祉士の資格等、介護の現場で働くための技術・知識を得ていくための学びを2年間の授業で行ってきましたが、4年前から考え方を切り替えています。
一般的には「介護=福祉」というイメージがありますが、福祉は介護だけではなく、人の幸せに繋がることであり、幅広く考えられる力が必要です。
今から福祉を学ぶ学生の皆さんには、高齢者の未来や障がい者の生活等、幅広い視点で考える力を付けてもらう事で、高齢者や障がい者を助けられる社会を作ってほしいと思っています。
そのために、大学生の頃から企業の人たちと協力し合う機会を作ることで、高齢者の方や障がい者を助けられる物やサービスを生み出せる・考え出せる人を育てていくことを目的としています。
学生の皆さんにはこの経験・活動を通して、高齢者の方や障がい者の困り事や課題などを捉える力を養っていただき、その力を社会に出てから発揮する事で、若い力で福祉を盛り上げてほしいと願っています。